【添付資料】
添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ………
2
(1)当期の経営成績の概況 ………
2
(2)当期の財政状態の概況 ………
8
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ………
9
(4)今後の見通し ………
10
(5)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当 ………
10
(6)事業等のリスク ………
11
2.企業集団の状況 ………
12
3.会計基準の選択に関する基本的な考え方 ………
14
4.連結財務諸表及び主な注記 ………
15
(1)連結財政状態計算書 ………
15
(2)連結損益計算書………
17
(3)連結包括利益計算書 ………
18
(4)連結持分変動計算書 ………
19
(5)連結キャッシュ・フロー計算書 ………
20
(6)継続企業の前提に関する注記 ………
22
(7)連結財務諸表注記 ………
22
1.報告企業 ………
22
2.作成の基礎 ………
22
3.重要な会計方針 ………
26
4.セグメント情報 ………
39
5.有形固定資産、のれん及び無形資産の減損 ………
41
6.1株当たり情報 ………
42
7.企業結合 ………
43
8.重要な後発事象 ………
47
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
① 業績等の概要
■業界動向と当社の状況
日 本の 情報 通 信市 場 は 、携 帯 電話 か らス マ ート フ ォ ンや タ ブレ ッ ト 等の 「 ス マ ー トデ バイ ス」 へ
の移行が進む中、携帯電話事業者が提供するサービス等の同質化やMVNO各社による格安SIMサービス
等 の 普 及が 進ん でい ま す 。ま た 、 通 信事 業 者は 新 たな 収 益の 確 保に 向 けて 通 信以 外 のサ ービ ス へ 事
業 領域 を 拡 大し てお り 、各 社 の 事 業戦 略は 異業 種 との 競 争も 見 据え た 大き な 転換 期 にあ りま す 。 さ
ら に 、総 務省 に よる 「 スマ ー トフ ォ ンの 料 金負 担 の軽 減 及び 端 末販 売 の適 正 化に 関 する 取組 方 針」
を 踏 ま え た 携 帯 電 話 事 業 者 へ の 要 請 及 び ガ イ ド ラ イ ン の 施 行 等 の 制 度 面 の 変 化 、 I o T や 人 工 知 能
( A I ) 等 の テ ク ノ ロ ジ ー の 発 展 も あ り 、 情 報 通 信 市 場 全 般 の 事 業 環 境 は 新 た な 局 面 を 迎 え て い ま
す。
こ の よ うな状 況 の下 、 当社 は 、お 客 さま に お 選び い ただ け る企 業 とな る ため 、 「 お客 さま 視 点 」
と 「革 新 」 を キ ーワ ー ドに、 お 客さ まの 期 待を 超 える 「 お客 さ ま体 験 価値 を 提供 す るビ ジネ ス への
変革」を目指しています。
国内では、非通信領域において成長軸を確立するために、通信企業からライフデザイン企業への
変革を目指しています。従来の通信サービスに加え、コンテンツ・決済・物販・エネルギー・金融
サービス等を「ライフデザイン」として総合的に提供することで、auのお客さま基盤上に非通信領
域での新たな経済圏である「au経済圏」を最大化していきます。本年1月には、株式会社ディー・
エヌ・エー(以下「DeNA」)との協業で運営してきた「auショッピングモール」と、DeNAが運営し
てきた「DeNAショッピング」を統合し、新ブランド「Wowma!」として提供を開始しました。
通 信 領 域に お いて は 、ス マ ート フ ォン ・ タブ レ ット の 普及 や IoTに 対 す る取 り組 みの 強 化、 様 々
なデバイスの連携による新たな体験価値の創造等への取り組みを本格的に推進することで、「au通
信 ARPA(Average Revenue Per Account) 」と「 付加価 値ARPA」 の拡大 を図り 、 「auの お客さま 数
×総合ARPA」を最大化していきます。また、UQコミュニケーションズ株式会社や株式会社ジュピタ
ーテレコム、本年1月に完全子会社化したビッグローブ株式会社(以下「ビッグローブ」)におい
て MVNO事業 を 推 進し て おり、今 後は au+MVNOベー スで の 「モ バイ ルID数」 の拡 大を 図っ てま いり ま
す。
海 外で は、連 結子 会社の KDDI Summit Global Myanmar Co., Ltd.が ミャン マー国営 郵便 ・電気 通
信事業体(MPT)と共同で行っているミャンマー通信事業を当社のグローバル事業における柱となる
よ う に 注 力 し て い く と と も に 、 昨 年 3 月 に 連 結 子 会 社 化 し た モ ン ゴ ル 国 内 携 帯 電 話 契 約 者 シ ェ ア
No.1の総合通信事業者MobiCom Corporation LLCについて、昨年5月に導入したLTEを契機に、さら
な る 成 長を 目 指して い ます 。 また 、 新興 国 での 事 業に 加 え、 デ ータ セ ンタ ー をは じ めと した 法 人向
けICTビジネスにおいても、継続して基盤強化を行い、グローバル事業の拡大を図っています。
- 2 -
■連結業績
(単位:百万円)
2016年3月期
自 2015年4月1日
至 2016年3月31日
2017年3月期
自 2016年4月1日
至 2017年3月31日
比較増減
増減率
(%)
売 上 高 4,466,135 4,748,259 282,124 6.3
売 上 原 価 2,540,338 2,669,678 129,340 5.1
売 上 総 利 益 1,925,797 2,078,582 152,785 7.9
販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 1,107,573 1,173,562 65,989 6.0
そ の 他 の 損 益 ( △ 損 失 ) 9,188 5,202 △3,986 △43.4
持 分 法 に よ る 投 資 利 益 5,170 2,755 △2,416 △46.7
営 業 利 益 832,583 912,976 80,394 9.7
金 融 損 益 ( △ 損 失 ) △17,789 △11,562 6,227 -
そ の 他 の 営 業 外 損 益 3,616 △5,517 △9,133 -
税 引 前 当 期 利 益 818,410 895,897 77,487 9.5
法 人 所 得 税 費 用 251,495 253,282 1,787 0.7
当 期 利 益 566,914 642,615 75,701 13.4
親 会 社 の 所 有 者 494,878 546,658 51,780 10.5
非 支 配 持 分 72,036 95,957 23,921 33.2
当 期 の 売 上 高 は 、 モ バ イ ル通 信 料 収 入 や 「 a uで ん き 」 の 提 供 開 始 に 伴 う 電 力 小 売 販 売 収 入 の 増 加
に 加 え 、 昨 年 3 月に 連 結 子 会 社 化 し たジ ュ ピ タ ー シ ョ ッ プ チ ャ ン ネ ル 株 式 会 社 ( 以 下 「シ ョ ッ プ チ
ャンネル」)の影響等により、4,748,259百万円(前年同期比 6.3%増)となりました。
営 業 利 益 は 、 電 力 小売 販 売 原 価 や 減 損 損 失 の 増 加 に 加 え 、 シ ョ ッ プ チ ャ ン ネ ル の 連 結 子会 社 化 に
伴 う 費 用 の 増 加 が あ っ た も の の 、 端 末 販 売 原 価 や 販 売 手 数 料 等 の 減 少 に よ り 9 1 2 , 9 7 6 百 万 円 ( 同
9.7%増)となりました。
親 会 社 の 所 有 者 に 帰 属 す る 当 期 利 益 は 、 営 業 利 益 の 増 加 等 に よ り 、 5 4 6 , 6 5 8 百 万 円 ( 同 1 0 . 5 %
増)となりました。
② セグメント別の状況
パーソナルセグメント
パ ー ソ ナル セ グメ ン トで は、 国内 に おけ る 個人 の お 客さ ま を対 象 に 、モ バイ ル ・ 固定 通信 サ ービ
ス を 中 心に提 供 して い ます 。 主に 「 au」 ブ ラン ドに よ るモ バ イル 通信 サ ービ スの 提 供、 様 々な 種類
の スマ ー トフ ォ ン・ タ ブレ ッ ト 等マ ルチ デ バイ ス の販 売 に加 え 、固 定 通信 で は、 イ ンタ ーネ ッ ト 、
電 話、 TVサ ービ スが 快 適に ご利 用い ただ ける 「auひか り」 ブラ ンド の FTTHサ ービ スや、 CATVサ ービ
ス等を提供しています。また、当社グループが提供するマルチネットワークにWi-Fiを有機的に組み
合 わせ る こと で 、高 品 質 な社 会 イ ン フラ を効率 的 に作 り 上げ 、 シー ム レス な 通信 環 境を 提供 し てい
ます。
当期 は 、通 信 領域 に おい て 、引 き 続き auケー タ イ・ ス マー ト フォ ン 等と 固 定通 信 サー ビス の ご 契
約 に よ り 毎 月 の a u 携 帯 電 話 の ご 利 用 料 金 が 割 引 に な る 「 a u ス マ ー ト バ リ ュ ー 」 を 軸 と し た モ バ イ
ル ・FTTH・ CATVサ ービ スの 拡販 と提 携事 業者 の拡 大に 努め 、拡 大 す るMVNO市 場に おい ては、連 結子
会社のUQコミュニケーションズ株式会社によるau回線を利用したUQ mobile(MVNO)サービスを中心
に、お客さま数の拡大を目指しました。
非 通 信 領域に おい て は、 「 ライ フ デザ イ ン企 業」 へ の 変革 を 目 指し 、お 客 さ ま とauを つな ぐ 最大
のタ ッチ ポイ ント であ るauショ ップ を活 用した 物販 サー ビス 「au WALLET Market」の拡 大に 加え 、
「auでんき」の提供、「au STAR」会員専用ポイント交換サイトの提供等「au経済圏」の最大化に取
り組みました。
パーソナルセグメントにおける、当期の業績概要等は以下のとおりです。
■業 績
(単位:百万円)
2016年3月期
自 2015年4月1日
至 2016年3月31日
2017年3月期
自 2016年4月1日
至 2017年3月31日
比較増減
増減率
(%)
売 上 高 3,503,255 3,632,969 129,715 3.7
営 業 利 益 656,584 711,087 54,503 8.3
当 期 の 売上 高 は 、 モバ イ ル 通 信 料 収 入 の 増加 に 加 え 、 「au で ん き」 や 「 au W ALLET Market 」 な ど
のライフデザイン 事業の収入の増加等により、3,632,969百万円(前年同期比 3.7%増)となりまし
た。
営 業 利 益 は 、 電 力 小売 販 売 原 価 や 減 損 損 失 等 が 増 加 し た も の の 、 端 末 販売 原 価 や 販 売 手 数 料 等 の
減少により、711,087百万円(同 8.3%増)となりました。
- 4 -
バリューセグメント
バ リ ュ ーセ グ メン ト では、 「ラ イ フデ ザ イン 企業 」 への 変 革 を目 指 し、 「 au経 済 圏の 最大 化 」 と
「 新 規 事 業 領 域 で の ビ ジ ネ ス 拡 大 」 に 向 け 、 コ ン テ ン ツ ・ 決 済 等 の 付 加 価 値 サ ー ビ ス を 提 供 し 、
様々な取り組みを推進しています。
当期 は 、コ マー ス 事業 ・ 金融 事 業 の強 化 に よ り、 流通 総 額・ 付 加価 値 ARPAの 拡大 に 努め まし た 。
auかん たん 決 済の 拡 充に 加え 、本 年1 月 には 、DeNAと の協業 で運 営し てき た 「auショ ッピ ング モー
ル 」と 、DeNAが 運営 して きた 「DeNAシ ョッ ピン グ」 を統 合し 、新 ブラ ンド 「 Wowma!」と して リニュ
ーアルしました。
また、IoTの急速な普及に備え、クラウド関連事業に強みを持つアイレット株式会社を連結子会社
化 、 さ ら に デ ー タ 分 析 分 野 の 強 化 を 目 的 に 、 ア ク セ ン チ ュ ア 株 式 会 社 と の 合 弁 を 前 提 に 株 式 会 社
ARISE analyticsを設立しました。今後、クラウド開発とデータ分析をKDDIグループの強みとして、
様々なパートナー企業との協業ビジネスを推進していきます。
そ の他、 「 auスマ ー トパ ス 」の 上 位サ ービ ス とし て 、「 auスマ ート パ スプ レミ ア ム 」を 開始 しま
し た 。 曜 日 毎 に 異 な る 特 典 が あ る 「 a u エ ブ リ デ ィ 」 や 、 端 末 破 損 時 の 「 復 旧 サ ポ ー ト 」 に よ り 、
「おトク」「安心」をさらに強化することで、お客さま体験価値向上に努めています。
バリューセグメントにおける、当期の業績概要等は以下のとおりです。
■業 績
(単位:百万円)
2016年3月期
自 2015年4月1日
至 2016年3月31日
2017年3月期
自 2016年4月1日
至 2017年3月31日
比較増減
増減率
(%)
売 上 高 271,763 451,058 179,295 66.0
営 業 利 益 73,028 95,894 22,866 31.3
当期の売上高は、ショップチャンネルの連結子会社化の影響や「auスマートパス」等の利用の増
加により、451,058百万円(前年同期比 66.0%増)となりました。
営業利益は、ショップチャンネルの連結子会社化に伴う費用が増加したものの、売上高の増加に
より、95,894百万円(同 31.3%増)となりました。
ビジネスセグメント
ビ ジ ネ スセ グ メン ト では、 大 企業 か ら 中 小 企業ま で 幅広 い 法人 の お 客さ まを 対 象 に、 スマ ー トフ
ォ ン・ タ ブレ ッ ト 等の モバ イ ル 端 末の 提 供や、 ネ ット ワ ーク ・ アプ リ ケー シ ョン ・ クラ ウド 型 サー
ビ ス 等 の 多 様 な 法 人 向 け ソ リ ュ ー シ ョ ン を 提 供 し て い ま す 。 ま た 、 中 小 企 業 の お 客 さ ま に つ い て
は 、連 結子 会 社 のKDDIま と めて オ フィ スグ ル ープ に よる地域 に 密着 した サ ポー ト 体 制を全 国規 模 で
構築しています。
当期 は 、 法 人の お 客さ まに 対 する IoTク ラ ウド サ ービ ス・IoT向け 回線 サ ービ スの 提 供や 、ト ヨタ
自 動車 株 式 会社 と 共 同で 、 「つな が るク ル マ」 に 必要 な グロ ー バル 通 信プ ラ ット フ ォー ムの 構 築 を
推進する等、モノとインターネットがつながる、IoT時代の到来を踏まえ、KDDIグループの総力をあ
げてその取り組みを強化しました。
今 後も 、法 人 のお 客 さま の ビ ジネ ス の 発展 ・ 拡大 に 一層 貢 献し 、 お 客さ まか ら 真 の事 業 パ ー トナ
ーとしてお選びいただけることを目指して、事業の変革に取り組んでいきます。
ビジネスセグメントにおける、当期の業績概要等は以下のとおりです。
■業 績
(
単位:百万円)
2016年3月期
自 2015年4月1日
至 2016年3月31日
2017年3月期
自 2016年4月1日
至 2017年3月31日
比較増減
増減率
(%)
売 上 高 632,032 637,334 5,301 0.8
営 業 利 益 61,436 72,099 10,663 17.4
当期の売上高は、通信料収入が減少しているものの、ITアウトソース等のソリューション売上
や端末販売収入等の増加により、637,334百万円(前年同期比 0.8%増)となりました。
営業利益は、ソリューション機器原価や販売手数料等が増加したものの、通信設備使用料等の減
少により、72,099百万円(同 17.4%増)となりました。
- 6 -
グローバルセグメント
グ ロ ー バル セ グメ ン トで は、 ミャ ン マー を はじ め と する 新 興国 等 にお け るコ ン シ ュー マビ ジ ネス
に 積 極 的 に 取 り 組 む と と も に 、 法 人 の お 客 さ ま に 対 し て は 、 接 続 性 の 高 い デ ー タ セ ン タ ー
「TELEHOUSE」を核としたICTソリューションをワンストップで提供しています。さらに、世界600以
上の通信事業者との間で音声及びデータビジネスを展開しています。
当期は、成長の柱として、コンシューマビジネスを中心に規模拡大を追求するとともに、ICTソリ
ュ ーシ ョ ンビ ジ ネス や 通信 事 業者 と の 音声 及び デ ータ ビ ジネ ス で堅 実 かつ 安 定的 な 成長 に 取り 組 ん
で きま し た。 ミ ャン マ ー通 信 事業 に おい ては 、 通信 ネ ット ワー ク のエ リ ア拡 大 に加 え、 昨 年10月 に
一部 の屋 内エリ アで 2.1GHz帯での 4G LTEサービ スを 開 始し ました 。また 、TELEHOUSE EUROPEは、英
国 ロ ン ド ン 市 内 で 、 最 新 技 術 を 導 入 し た 新 し い デ ー タ セ ン タ ー 「 T E L E H O U S E L O N D O N D o c k l a n d s
North Two」を昨年11月に全面開業しました。
グローバルセグメントにおける、当期の業績概要等は以下のとおりです。
■業 績
(単位:百万円)
2016年3月期
自 2015年4月1日
至 2016年3月31日
2017年3月期
自 2016年4月1日 至 2017年3月31日
比較増減
増減率
(%)
売 上 高 294,409 277,204 △17,205 △5.8
営 業 利 益 32,145 24,157 △7,988 △24.9
当 期 の 売 上 高 は 、 円 高 の 影 響 に 加 え 、 前 年 よ り 継 続 実 施 し て い る 米 国 コ ン シ ュ ー マ 事 業 で の 採
算性の低 い事業の 整理によ る収入減 少等により、 277,204百万 円(前 年同期比 5.8%減)となりま
した。
営業利益は、売上高の減少等により、24,157百万円(同 24.9%減)となりました。
*社名及び商品名は、それぞれ各社の登録商標または商標です。
(2)当期の財政状態の概況
2016年3月期 2017年3月期 比較増減
資産合計(百万円) 5,880,623 6,263,826 383,203
親会社の所有者に帰属する持分(百万円) 3,308,642 3,554,423 245,781
親会社所有者帰属持分比率(%) 56.3 56.7 0.5
1株当たり親会社所有者帰属持分(円) 1,329.05 1,446.15 117.09
有利子負債残高(百万円) 1,235,287 1,151,650 △83,637
( 注 )
当 第1四 半期連 結会計 期間に おいて 、企業 結合に係 る暫定 的な会計 処理の確 定を行 っており 、2016年3 月期に ついて は 、 暫定 的な会 計処 理の 確定による 取得 原価の 当初 配分 額の重要 な 見直 しが反映 さ れた 後の金額 に よっ ております。
資産は、有形固定資産等が減少したものの、営業債権及びその他の債権や無形資産、その他の
長期金融資産等が増加したことにより、前連結会計年度末と比較し、383,203百万円増加し、
6,263,826百万円となりました。
負債は、借入金及び社債等が減少したものの、営業債務及びその他の債務や未払法人所得税等
が増加したことにより、前連結会計年度末と比較し、80,925百万円増加し、2,414,692百万円と
なりました。
資本は、資本剰余金等が減少したものの、利益剰余金等の増加により、3,849,133百万円とな
りました。
以上の結果、親会社所有者帰属持分比率は、前連結会計年度末の56.3%から56.7%となりまし
た。
- 8 -
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
(単位:百万円)
2016年3月期 2017年3月期 比較増減
営業活動によるキャッシュ・フロー 884,538 1,161,074 276,536
投資活動によるキャッシュ・フロー △667,917 △637,225 30,692
フリー・キャッシュ・フロー ※ 216,621 523,849 307,228
財務活動によるキャッシュ・フロー △299,003 △485,784 △186,781
現金及び現金同等物に係る換算差額 △1,848 △3,545 △1,697
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △84,230 34,520 118,751
現金及び現金同等物の期首残高 276,317 192,087 △84,230
現金及び現金同等物の期末残高 192,087 226,607 34,520
※ フリー・キャッシュ・フローは「営業活動によるキャッシュ・フロー」と「投資活動によるキャッシュ・ フロー」の合計であります。
営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前当期利益895,897百万円、減価償却費及び償却
費545,194百万円、法人所得税の支払256,066百万円、営業債権及びその他の債権の増加171,903
百万円等により1,161,074百万円の収入となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出338,749百万円、無形
資産の取得による支出180,823百万円、子会社の支配獲得による支出61,711百万円等により
637,225百万円の支出となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払185,430百万円、自己株式の取得による
支出100,000百万円、社債償還及び長期借入返済による支出74,963百万円等により、485,784百万
円の支出となりました。
以上の結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末と比
較し、34,520百万円増加し、226,607百万円となりました。
(参考) キャッシュ・フロー関連指標の推移
2015年3月期 2016年3月期 2017年3月期
親会社所有者帰属
持分比率(%)
54.5 56.3 56.7
時価ベースの親会社所有者
帰属持分比率(%)
121.1 127.3 114.7
キャッシュ・フロー対
有利子負債比率(年)
1.2 1.4 1.0
インタレスト・
カバレッジ・レシオ(倍)
86.3 56.7 124.5
(注)・親会社所有者帰属持分比率 : 親会社の所有者に帰属する持分/資産合計
・時価ベースの親会社所有者帰属持分比率 : 株式時価総額/資産合計
・キャッシュ・フロー対有利子負債比率 : 有利子負債/キャッシュ・フロー
・インタレスト・カバレッジ・レシオ : キャッシュ・フロー/利払い
※ 株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。
※ キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しており ます。
※ 有利子負債の数値は、連結財政状態計算書に計上されている借入金と社債の金額及び利子を支払っている負債 を対象としております。
また利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。
※ IFRSへの移行日を2014年4月1日とし、2016年3月期よりIFRSを適用しているため、2014年3月期以前につい ては記載しておりません。
※ 当第1四半期連結会計期間において、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、2016年3月期に ついては、暫定的な会計処理の確定による取得原価の当初配分額の重要な見直しが反映された後の金額によっ ております。
(4)今後の見通し
売上高は、モバイル通信料 収入の増加に加え、au経済圏の拡大による付加価値ARPA収 入の増加 及
びビッグローブ等の連結子会社化により、4,950,000百万円と増収を見込んでおります。
営業利益は、上記売上高の増収に加え、販売コストの抑制、グローバル・ビジネスセグメントの
増益等により950,000百万円、また親会社の所有者に帰属する当期利益は565,000百万円と増益を見
込んでおります。
(5)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当
利 益配分につきまして は、株主の皆さまへ の還元を経営の重要事 項と認識しており、財務面 の健
全性を維持 しつつ、安定的な配 当を継続することを基本とし、持 続的な成長への投資を勘案 しな が
ら、連結配当性向35%超を維持する方針としております。
当期の配当につきましては 、中 間配当金として既に一株当 たり40円00銭を実施しました 。期末 配
当金につき ましては、株主の皆 さま の日頃のご支援に感謝の意 を表するとともに、将来の業績向 上
に向けた事業展 開等を総合的に勘案し、前連結会計年度の実 績から10円00銭増配し、一株当たり45
円00銭を予定しております。
ま た、次期の配当につきまして は、中間配当金、期末配当 金と も45円00銭とし、年間配 当金を一
株当たり90円00銭とすることを予定しております。
- 10 -
(6)事業等のリスク
当社グループが事業を遂行している限り、種々のリスクが伴います。当社グループにおきまして
は、これらのリスクの発生を防止、分散することによりリスクの徹底的な軽減を図っております。
しかし、例えば、他の事業者や他の技術との競争、市場や事業環境の急激な変化により期待通り
に契約数を維持拡大できるかどうか、通信の秘密及び個人情報(顧客情報)の保護を遵守できるか
どうか、地震及び津波、台風、洪水等の自然災害・事故・電力供給制限等によるサービスの停止等
を防止できるかどうか、電気通信等に関する法規制の改廃や政策決定等が当社グループの利益を損
なわないかどうか、また、公的規制、訴訟・特許、人材の確保・育成、退職給付関係、減損会計、
電気通信業界の再編及び当社グループの事業再編などの事項に不確実性が存在し、当社グループの
ブランドイメージ、信頼性、財政状態及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
2.企業集団の状況
当 社 の 企 業 集 団 は 、 当 社 及 び 連 結 子 会 社 16 5社 ( 国 内 96 社 、 海 外69 社 ) 、 持 分 法 適 用関 連 会 社 35 社
(国内28社、海外7社)によ り構成されており 、「パーソナル事業」 、「バリュー事業」、「 ビジネ
ス事業」、「グローバル事業」を主な事業としております。
当社グループの事業における当社、連結子会社及び持分法適用関連会社の位置付け及びセグメント
との関連は、次のとおりであります。
パーソナル事業
主要なサービス 個人及び家庭向けの通信サービス(au携帯電話、FTTH、CATV)等
〔親会社〕 KDDI(株)
主要な関係会社
〔連結子会社〕
沖縄セルラー電話(株) [東京証券取引所(JASDAQ市場)]、 (株)ジュピターテレコム、UQコミュニケーションズ(株)、 ビッグローブ(株)、中部テレコミュニケーション(株)、 (株)ワイヤ・アンド・ワイヤレス
バリュー事業
主要なサービス 各種金融・コマースサービス、各種アプリケーション、映像及び音楽の流通、広告配信
〔親会社〕 KDDI(株)
主要な関係会社
〔連結子会社〕
KDDIフィナンシャルサービス(株)、Syn.ホールディングス(株)、 (株)ウェブマネー、ジュピターショップチャンネル(株)、 ジュピターエンタテインメント(株)
〔持分法適用関連会社〕 (株)じぶん銀行、KKBOX Inc.
ビジネス事業
主要なサービス 企業向け通信サービス(ICTソリューション、データセンターサービス)
〔親会社〕 KDDI(株)
主要な関係会社
〔連結子会社〕
〔持分法適用関連会社〕
中部テレコミュニケーション(株)、KDDIまとめてオフィス(株)、 日本インターネットエクスチェンジ(株)
(株)ラック[東京証券取引所(JASDAQ市場)]
グローバル事業
主要なサービス 海外での企業・個人向けの通信サービス(ICTソリューション、データセンターサービス)
主要な関係会社
〔親会社〕
〔連結子会社〕
KDDI(株)
KDDI America, Inc.、KDDI Europe Limited、北京凱迪迪愛通信技術有限 公司、KDDI Singapore Pte Ltd、TELEHOUSE International Corporation of Europe Ltd.、KDDI Summit Global Myanmar Co., Ltd.、MobiCom Corporation
LLC
その他
主要なサービス コールセンターサービス、通信設備建設及び保守、情報通信技術の研究及び開発
主要な関係会社
〔親会社〕 KDDI(株)
〔連結子会社〕
(株)KDDIエボルバ※、KDDIエンジニアリング(株)、(株)KDDI総合研究 所、国際ケーブル・シップ(株)、日本通信エンジニアリングサービス (株)
〔持分法適用関連会社〕 京セラコミュニケーションシステム(株)
※ 2018年3月期より「その他」から「ビジネス事業」へ移管いたします。
- 12 -
以上の企業集団の状況について事業系統図を示すと次のとおりであります。
3.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、財務情報の国際的な比較可能性の向上や開示の拡充により、国内外の投資家等、
様々なステークホルダーの皆さまに対して、より重要性の高い情報を提供することを目的に、2016年
3月期よりIFRSを適用しております。
- 14 -
4.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結財政状態計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2016年3月31日)
当連結会計年度
(2017年3月31日)
資産
非流動資産:
有形固定資産 2,485,728 2,428,445
のれん 449,707 477,873
無形資産 845,640 922,478
持分法で会計処理されている投資 71,011 92,371
その他の長期金融資産 112,809 183,081
繰延税金資産 103,388 124,467
その他の非流動資産 72,938 69,085
非流動資産合計 4,141,220 4,297,800
流動資産:
棚卸資産 79,626 77,656
営業債権及びその他の債権 1,357,820 1,518,070
その他の短期金融資産 14,966 16,968
未収法人所得税 8,142 10,715
その他の流動資産 86,648 116,009
現金及び現金同等物 192,200 226,607
流動資産合計 1,739,403 1,966,025
資産合計 5,880,623 6,263,826
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2016年3月31日)
当連結会計年度
(2017年3月31日)
負債及び資本
負債
非流動負債:
借入金及び社債 956,800 909,673
その他の長期金融負債 174,791 176,794
退職給付に係る負債 20,255 21,800
繰延税金負債 62,440 75,919
引当金 7,635 7,725
その他の非流動負債 153,299 141,290
非流動負債合計 1,375,219 1,333,201
流動負債:
借入金及び社債 96,836 57,805
営業債務及びその他の債務 426,172 537,830
その他の短期金融負債 25,037 24,373
未払法人所得税 120,818 153,950
引当金 20,390 26,887
その他の流動負債 269,294 280,646
流動負債合計 958,548 1,081,491
負債合計 2,333,767 2,414,692
資本
親会社の所有者に帰属する持分
資本金 141,852 141,852
資本剰余金 368,245 298,046
自己株式 △210,861 △237,014
利益剰余金 2,995,836 3,354,140
その他の包括利益累計額 13,570 △2,601
親会社の所有者に帰属する持分合計 3,308,642 3,554,423
非支配持分 238,214 294,710
資本合計 3,546,856 3,849,133
負債及び資本合計 5,880,623 6,263,826
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(2)連結損益計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2015年4月1日 至 2016年3月31日)
当連結会計年度
(自 2016年4月1日 至 2017年3月31日)
売上高 4,466,135 4,748,259
売上原価 2,540,338 2,669,678
売上総利益 1,925,797 2,078,582
販売費及び一般管理費 1,107,573 1,173,562
その他の収益 12,866 11,244
その他の費用 3,677 6,042
持分法による投資利益 5,170 2,755
営業利益 832,583 912,976
金融収益 1,848 1,711
金融費用 19,638 13,273
その他の営業外損益 3,616 △5,517
税引前当期利益 818,410 895,897
法人所得税費用 251,495 253,282
当期利益 566,914 642,615
当期利益の帰属
親会社の所有者 494,878 546,658
非支配持分 72,036 95,957
当期利益 566,914 642,615
親会社の所有者に帰属する1株当たり当期利益
基本的1株当たり当期利益(円) 197.73 221.65
希薄化後1株当たり当期利益(円) 197.71 221.60
(3)連結包括利益計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2015年4月1日 至 2016年3月31日)
当連結会計年度
(自 2016年4月1日 至 2017年3月31日)
当期利益 566,914 642,615
その他の包括利益
純損益に振り替えられることのない項目
確定給付型年金制度の再測定額 △24,393 △3,083
その他の包括利益を通じて公正価値で 測定する金融資産の公正価値変動額
△3,256 △3,444
持分法適用会社におけるその他の 包括利益に対する持分相当額
3,239 △1,635
合計 △24,410 △8,162
純損益に振り替えられる可能性のある項目
キャッシュ・フロー・ヘッジ △4,909 1,457
在外営業活動体の換算差額 △11,009 △13,581
持分法適用会社におけるその他の 包括利益に対する持分相当額
434 △173
合計 △15,485 △12,297
その他の包括利益合計 △39,894 △20,459
当期包括利益合計 527,020 622,156
当期包括利益合計の帰属
親会社の所有者 457,988 527,581
非支配持分 69,032 94,575
合計 527,020 622,156
(注) 上記の計算書の項目は税引後で開示しております。
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(4)連結持分変動計算書
前連結会計年度(自 2015年4月1日 至 2016年3月31日)
(単位:百万円)
親会社の所有者に帰属する持分
非支配
持分
資本 合計 資本金
資本 剰余金
自己 株式
利益 剰余金
その他の 包括利益 累計額
合計
2015年4月1日 141,852 369,722 △161,822 2,686,824 27,462 3,064,038 158,974 3,223,012
当期包括利益
当期利益 - - - 494,878 - 494,878 72,036 566,914 その他の包括利益 - - - - △36,890 △36,890 △3,004 △39,894 当期包括利益合計 - - - 494,878 △36,890 457,988 69,032 527,020
所有者との取引額等
剰余金の配当 - - - △162,860 - △162,860 △29,860 △192,720 その他の包括利益累計額か
ら利益剰余金への振替
- - - △22,998 22,998 - - -
自己株式の取得及び処分 - △1,010 △49,039 - - △50,050 - △50,050
企業結合による変動 - - - - - - 52,822 52,822
支配継続子会社に対する持 分変動
- △1,846 - - - △1,846 △12,754 △14,599
その他 - 1,379 - △8 - 1,371 - 1,371
所有者との取引額等合計 - △1,477 △49,039 △185,867 22,998 △213,385 10,208 △203,176 2016年3月31日 141,852 368,245 △210,861 2,995,836 13,570 3,308,642 238,214 3,546,856
当連結会計年度(自 2016年4月1日 至 2017年3月31日)
(単位:百万円)
親会社の所有者に帰属する持分
非支配
持分
資本 合計 資本金
資本 剰余金
自己 株式
利益 剰余金
その他の 包括利益 累計額
合計
2016年4月1日 141,852 368,245 △210,861 2,995,836 13,570 3,308,642 238,214 3,546,856
当期包括利益
当期利益 - - - 546,658 - 546,658 95,957 642,615 その他の包括利益 - - - - △19,077 △19,077 △1,382 △20,459 当期包括利益合計 - - - 546,658 △19,077 527,581 94,575 622,156
所有者との取引額等
剰余金の配当 - - - △185,446 - △185,446 △40,521 △225,967 その他の包括利益累計額か
ら利益剰余金への振替
- - - △2,907 2,907 - - -
自己株式の取得及び処分 - △57 △100,000 - - △100,056 - △100,056
自己株式の消却 - △73,804 73,804 - - - - -
企業結合による変動 - - - - - - 213 213
支配継続子会社に対する持 分変動
- 2,979 - - - 2,979 1,226 4,205
その他 - 683 42 - △1 725 1,002 1,727
所有者との取引額等合計 - △70,199 △26,153 △188,354 2,907 △281,799 △38,079 △319,878 2017年3月31日 141,852 298,046 △237,014 3,354,140 △2,601 3,554,423 294,710 3,849,133
(5)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2015年4月1日 至 2016年3月31日)
当連結会計年度
(自 2016年4月1日 至 2017年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税引前当期利益 818,410 895,897
減価償却費及び償却費 532,837 545,194
減損損失 5,873 37,488
持分法による投資損益(△は益) △5,170 △2,755
固定資産売却損益(△は益) 461 137
受取利息及び受取配当金 △1,831 △1,705
支払利息 13,325 10,872
営業債権及びその他の債権の増減額(△は増加) △144,329 △171,903 営業債務及びその他の債務の増減額(△は減少) △47,932 69,576
棚卸資産の増減額(△は増加) 1,140 2,064
退職給付に係る資産の増減額(△は増加) 26,035 -
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) 5,429 1,545
その他 △15,320 26,195
小計 1,188,926 1,412,605
利息及び配当金の受取額 2,986 4,823
利息の支払額 △15,587 △9,330
法人所得税の支払額 △291,998 △256,066
法人所得税の還付額 212 9,041
営業活動によるキャッシュ・フロー合計 884,538 1,161,074
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △343,290 △338,749
有形固定資産の売却による収入 1,289 358
無形資産の取得による支出 △192,510 △180,823
その他の金融資産の取得による支出 △1,691 △54,165
その他の金融資産の売却または償還による収入 548 357
子会社の支配獲得による支出 △127,045 △61,711
関連会社株式の取得による支出 △5,377 △23,073
子会社株式売却による収入 - 18,711
その他 159 1,871
投資活動によるキャッシュ・フロー合計 △667,917 △637,225
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(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2015年4月1日 至 2016年3月31日)
当連結会計年度
(自 2016年4月1日 至 2017年3月31日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入の純増減額(△は減少) 17,316 △66,643
社債発行及び長期借入による収入 184,000 7,000
社債償還及び長期借入返済による支出 △213,464 △74,963 ファイナンス・リース債務の返済による支出 △26,382 △29,024 非支配持分からの子会社持分取得による支出 △17,693 △1,583
非支配持分からの払込みによる収入 212 6,139
自己株式の取得による支出 △50,019 △100,000
配当金の支払額 △162,834 △185,430
非支配持分への配当金の支払額 △30,140 △41,314
その他 1 32
財務活動によるキャッシュ・フロー合計 △299,003 △485,784
現金及び現金同等物に係る換算差額 △1,848 △3,545
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △84,230 34,520
現金及び現金同等物の期首残高 276,317 192,087
現金及び現金同等物の期末残高 (注) 192,087 226,607
(注)連結財政状態計算書上の現金及び現金同等物と連結キャッシュ・フロー計算書上の現金及び現金同等物の差異 は、当座借越であります。
(6)継続企業の前提に関する注記
該当事項はありません。(7)連結財務諸表注記
1.報告企業KDDI株式会社(以下「当社」)は日本の会社法に従い設立された株式会社であります。当社の所在地は日本 であり、登記している本社の住所は東京都新宿区西新宿二丁目3番2号であります。当社の連結財務諸表は 2017年3月31日を期末日とし、当社及び子会社(以下「当社グループ」)、並びに当社グループの関連会社及 び共同支配企業に対する持分により構成されております。なお、当社は、当社グループの最終的な親会社であ ります。
当社グループの主な事業内容及び主要な活動は、「パーソナル事業」、「バリュー事業」、「ビジネス事 業」、「グローバル事業」であります。詳細については、「注記4.セグメント情報 (1)報告セグメントの 概要」に記載しております。
2.作成の基礎
(1)連結財務諸表がIFRSに準拠している旨に関する事項
当社グループの連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大 蔵省令第28号)第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たすことから、同規則第93条 の規定により、指定国際会計基準として国際財務報告基準(International Financial Reporting
Standards;以下「IFRS」)に準拠して作成しております。
(2)測定の基礎
当社グループの連結財務諸表は、連結財政状態計算書における以下の重要な項目を除き、取得原価を基礎 として作成しております。
・デリバティブ資産及びデリバティブ負債(公正価値で測定)
・純損益を通じて公正価値で測定する金融資産または金融負債
・その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産
・確定給付制度に係る資産または負債(確定給付制度債務の現在価値から制度資産の公正価値を控除して測 定)
(3)表示通貨及び単位
当社グループの連結財務諸表の表示通貨は、当社が営業活動を行う主要な経済環境における通貨(以下
「機能通貨」)である日本円であり、百万円未満を四捨五入して表示しております。
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(4)見積り及び判断の利用
IFRSに準拠した連結財務諸表の作成において、会計方針の適用、資産・負債・収益及び費用の報告額に影 響を及ぼす判断並びに見積り及び仮定の設定を行っております。これらの見積り及び仮定は、過去の経験及 び利用可能な情報を収集し、決算日において合理的であると考えられる様々な要因等を勘案した経営者の最 善の判断に基づいております。しかし、その性質上、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と 異なる可能性があります。
見積り及び仮定は継続して見直されます。会計上の見積りの見直しによる影響は、その見積りを見直した 連結会計年度と将来の連結会計年度において認識されます。翌連結会計年度において資産や負債の帳簿価額 の重要な修正につながるリスクを伴う見積り及びその基礎となる仮定は以下のとおりであります。
① 有形固定資産、無形資産及びファイナンス・リース資産の耐用年数及び残存価額の見積り
有形固定資産は、資産の将来の経済的便益が消費されると予測されるパターンを耐用年数に反映し、そ の耐用年数にわたって原則として定額法にて償却しております。将来、技術革新等による設備の陳腐化や 用途変更が発生した場合には、現在の見積耐用年数及び見積残存価額を変更する必要性が生じ、連結会計 年度あたりの償却負担が増加する可能性があります。
無形資産のうち、耐用年数を確定できるものは、資産の将来の経済的便益が消費されると予測されるパ ターンを耐用年数に反映し、その耐用年数にわたって定額法にて償却しております。企業結合により取得 した顧客関連の無形資産の耐用年数は、解約率に基づいて算定されており、その耐用年数にわたって定額 法にて償却しております。事業環境の変化等により利用可能期間の見直しの結果耐用年数を短縮させる場 合には、連結会計年度あたりの償却負担が増加する可能性があります。
有形固定資産、無形資産及びファイナンス・リース資産の耐用年数及び残存価額の見積りに関連する内 容については「注記3.重要な会計方針 (5)有形固定資産、(7)無形資産、(8)リース」に記載してお ります。
② 有形固定資産、のれんを含む無形資産の減損
当社グループは、有形固定資産、のれんを含む無形資産について、減損テストを実施しております。減 損テストにおける回収可能価額の算定においては、資産の耐用年数、将来キャッシュ・フロー、税引前割 引率及び長期成長率等について一定の仮定を設定しております。これらの仮定は、経営者の最善の見積り と判断により決定しておりますが、将来の不確実な経済条件の変動の結果により影響を受ける可能性があ り、見直しが必要となった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において認識する金額に重要な影響 を与える可能性があります。
有形固定資産、のれんを含む無形資産の回収可能価額の算定方法やその内容及び金額については、「注 記3.重要な会計方針 (9)有形固定資産、のれん及び無形資産の減損」及び「注記5.有形固定資産、 のれん及び無形資産の減損」に記載しております。
③ 棚卸資産の評価
棚卸資産は、取得原価で測定しておりますが、連結会計年度末における正味実現可能価額が取得原価よ り下落している場合には、当該正味実現可能価額で測定し、取得原価との差額を原則として売上原価に認 識しております。また、営業循環過程から外れて滞留する棚卸資産については、将来の需要や市場動向を 反映して正味実現可能価額等を算定しております。市場環境が予測より悪化して正味実現可能価額が著し く下落した場合には、損失が発生する場合があります。
棚卸資産の評価に関連する内容については、「注記3.重要な会計方針 (15)棚卸資産」に記載して おります。
④ 繰延税金資産の回収可能性
繰延税金資産の認識に際しては、課税所得が生じる可能性の判断において、事業計画に基づいて将来獲 得しうる課税所得の時期及びその金額を見積り算定しております。
課税所得が生じる時期及び金額は、将来の不確実な経済条件の変動によって影響を受ける可能性があ り、実際に発生した時期及び金額が見積りと異なった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において 認識する金額に重要な影響を与える可能性があります。
繰延税金資産に関連する内容については、「注記3.重要な会計方針 (25)法人所得税」に記載して おります。
⑤ 確定給付債務の測定
当社グループは、確定給付型を含む様々な退職後給付制度を有しております。これらの各制度に係る確 定給付制度債務の現在価値及び勤務費用等は、数理計算上の仮定に基づいて算定されております。数理計 算上の仮定には、割引率等様々な変数についての見積り及び判断が求められます。当社グループは、これ らの変数を含む数理計算上の仮定の適切性について、外部の年金数理人からの助言を得ております。
数理計算上の仮定は、経営者の最善の見積りと判断により決定しておりますが、将来の不確実な経済条 件の変動の結果や関連法令の改正・公布によって影響を受ける可能性があり、見直しが必要となった場 合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において認識する金額に重要な影響を与える可能性があります。
数理計算上の仮定については、「注記3.重要な会計方針 (16)従業員給付」に記載しております。
⑥ 営業債権等の回収可能性
当社グループは、営業債権について、その信用リスクに応じてその回収可能性を見積っております。将 来の顧客の債権の信用リスクの変動によっては、貸倒引当金の金額に翌連結会計年度以降の連結財務諸表 において認識する金額に重要な影響を与える可能性があります。
営業債権等の回収可能性に関連する内容については、「注記3.重要な会計方針 (12)金融資産の減 損」に記載しております。
⑦ 金融商品の公正価値の測定方法
当社グループは、特定の金融商品の公正価値を評価する際に、市場で観察可能ではないインプットを利 用する評価技法を用いております。観察可能ではないインプットは、将来の不確実な経済条件の変動の結 果によって影響を受ける可能性があり、見直しが必要となった場合、連結財務諸表に重要な影響を与える 可能性があります。
金融商品の公正価値に関連する内容については、「注記3.重要な会計方針 (11)金融商品、(13)デ リバティブ及びヘッジ会計」に記載しております。
⑧ 引当金
当社グループは、ポイント引当金等の引当金を連結財政状態計算書に計上しております。これらの引当 金は、連結会計年度末日における債務に関するリスク及び不確実性を考慮に入れた、債務の決済に要する 支出の最善の見積りに基づいて計上されております。債務の決済に要する支出額は、将来の起こりうる結 果を総合的に勘案して算定しておりますが、予想しえない事象の発生や状況の変化によって影響を受ける 可能性があり、実際の支払額が見積りと異なった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において認識 する金額に重要な影響を与える可能性があります。
計上している引当金の性質については、「注記3.重要な会計方針 (17)引当金」に記載しておりま す。
(5)新たな基準書及び解釈指針の適用
当連結会計年度(2017年3月期)より適用を開始した新たな基準書及び解釈指針の連結財務諸表への影響 は軽微であります。なお、当社グループはIFRS移行日より、IFRS第9号「金融商品」(2009年11月公表、 2014年7月改訂)を早期適用しております。
(6)未適用の公表済み基準書
連結財務諸表の承認日までに主に以下の基準書の新設または改訂が公表されておりますが、当連結会計年 度(2017年3月期)において強制適用されるものではなく、当社グループでは早期適用しておりません。
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基準書 基準名
強制適用時期
(以降開始年度)
当社グループ 適用予定時期
新設・改訂の概要
IFRS第15号
顧客との契約から 生じる収益
2018年1月1日
2019年3月期
IFRS第15号は、収益の認識に関する現行の会計 処理及び開示方法についての改訂を定めたもの であります。
具体的には、IFRS第15号は、財またはサービス が顧客に移転するにあたって、企業が当該財ま たはサービスとの交換で権利を得ると見込んで いる対価を反映する金額で収益認識することを 求めております。
IFRS第16号
リース
2019年1月1日
2020年3月期
IFRS第16号は、リースの取扱いに関する現行の 会計基準及び開示方法についての改訂を定めた ものであります。
具体的には、IFRS第16号は、単一モデルとし て、リース期間が12ヶ月を超える全ての借手の リースについて、原則としてその資産の使用権 と支払いに伴う債務を財務諸表に反映すること を求めております。
IAS第7号
(改訂)
キャシュ・フロー 計算書
2017年1月1日
2018年3月期
このIAS第7号の改定は、財務諸表利用者が財 務活動から生じる負債の変動を評価できるよう に追加的な開示を求めております。
IAS第12号
(改訂)
法人所得税
2017年1月1日
2018年3月期
このIAS第12号の改定は、資産が公正価値で測 定されており、その公正価値が該当資産の税務 基準額よりも低い場合の繰延税金の会計処理方 法を明瞭化したものであります。
IFRIC 第22号
外貨建取引と前 払・前受対価
2018年1月1日
2019年3月期
IFRIC22号は、企業が外貨建ての契約について 対価の前払または前受を行う場合に適用すべき 換算レートを定めたものであります。
この基準書を上記に示した適用時期の連結財務諸表に反映いたします。当該適用による当社グループの連結財務諸表 への影響については、検討中であり、現時点では見積ることはできません。
3.重要な会計方針
連結財務諸表の作成にあたって採用した重要な会計方針は以下のとおりであります。これらの方針は、特段 の記載がない限り、表示しているすべての報告期間に継続して適用しております。
(1)連結の基礎
① 子会社
(a)子会社の連結処理
子会社とは、当社グループが支配しているすべての企業をいいます。当社グループが、ある企業への 関与により生じる変動リターンに対するエクスポージャーまたは権利を有している場合で、かつ、その 企業に対するパワーを通じてこれらのリターンに影響を与える能力を有している場合には、当社グルー プがその企業を支配しているとして連結の範囲に含めております。また、当社グループは子会社に対す る支配を獲得した日から当該子会社を連結し、支配を喪失した日から連結を中止しております。
グループ会社間の債権債務残高、取引高及びグループ会社間の取引から生じた未実現損益は、連結財 務諸表の作成にあたり消去しております。
子会社が採用する会計方針は、当社グループが採用している方針と統一するために、必要に応じて調 整しております。
(b)支配の変更を伴わない子会社に対する所有持分の変動
当社グループは、支配の喪失を伴わない非支配持分との取引は、資本取引として会計処理しておりま す。支払対価の公正価値と子会社の純資産の帳簿価額に占める取得持分相当額との差額は、資本として 認識しております。支配の喪失を伴わない非支配持分への処分による利得または損失も資本として直接 認識しております。
(c)子会社の処分
当社グループが子会社の支配を喪失した場合、当該企業に対する残存持分は支配を喪失した日の公正 価値で再測定され、帳簿価額の変動は純損益で認識しております。この公正価値は、残存持分を以後、 関連会社、共同支配企業または金融資産として会計処理する際の当初の帳簿価額となります。また、以 前に当該企業に関連してその他の包括利益で認識した金額は、当社グループが関連する資産または負債 を直接処分したかのように会計処理しております。したがって、以前にその他の包括利益で認識された 金額が純損益に振り替えられる場合があります。
(d)報告期間の統一
決算日が当社の決算日と異なる子会社については、当社の決算日に仮決算を行い、これに基づく財務 諸表を連結しております。ただし、子会社のうち、KDDI SUMMIT GLOBAL SINGAPORE PTE. LTD.について は、同子会社であるKDDI Summit Global Myanmar Co., Ltd.の所在する現地の会計を取り巻く環境等か ら、当社の決算日を子会社の報告期間の末日として仮決算を行うことが実務上不可能であるため、報告 期間を統一しておりません。なお、当該子会社の報告期間の末日は12月31日であり、当社との決算日の 差異は3ヶ月を超えておりません。また、連結財務諸表の作成に用いる子会社の財務諸表を当社の決算 日と異なる報告期間の末日で作成する場合、その子会社の報告期間の末日と当社の決算日の間に生じた 重要な取引または事象の影響については調整を行っております。
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